【厳選】WordPressプラグイン5選
Web制作
2023年8月29日
以前の記事「WordPressプラグインの落とし穴5選」では、プラグインを使用することで簡単に機能を追加できる一方、互換性の問題やセキュリティのリスクがあると指摘しました。
そのリスクを指摘しつつも、実際には弊社が制作するWordPressサイトでもプラグインを使用しています。ただし、本番環境に適用する前には十分な検証を行い、問題がないことを確認しています。
今回は、その中でもリスクが低く、弊社が厳選したプラグイン5選を紹介します。
目次
WP Multibyte Patch
WP Multibyte Patchは、マルチバイト文字セットの言語(特に日本語)に対応するためのWordPressプラグインです。このプラグインは、日本語の文字化けや文字数カウントの不具合を修正し、日本語環境でのWordPressの安定動作をサポートします。特筆すべき機能として、日本語ファイル名の英数字化があります。
具体的には、例えば「りんごの木.jpg」というファイル名でWordPressにアップロードすると、多くのサーバーではそのまま「りんごの木.jpg」として保存されます。しかし、日本語のファイル名はサーバー移行時などに文字化けを引き起こすリスクがあり、それによってファイルが正しく表示されないといったトラブルが生じることがあります。WP Multibyte Patchを使用することで、このようなトラブルを回避することができます。
過去のWordPressのバージョンではこの機能が標準で提供されていましたが、最新バージョンではデフォルトでインストールされていないため、利用者自身でのインストールが必要となります。
Contact Form 7
Contact Form 7は、シンプルかつ高いカスタマイズ性を持ったお問い合わせフォーム作成プラグインです。自動返信、ファイル送信、必須項目設定など、お問い合わせフォームに求められる基本的な機能が全て備わっています。お問い合わせフォームのプラグインとしては、おそらく最も人気があるのではないでしょうか。
その人気ゆえに、サイバー攻撃のターゲットとなりやすいという側面も持っています。そのため、Contact Form 7を使用する際には、常にセキュリティリスクを意識することが重要です。
弊社では、Contact Form 7を使用する上でのセキュリティを強化するため、SSLの導入やGoogleリキャプチャの実装を行い、botによるスパムメールの送信を防ぐ対策を実施しています。
Advanced Custom Fields
Advanced Custom FieldsはWordPressの投稿やページにカスタムフィールドを簡単に追加することができるプラグインです。テキストボックス、画像アップローダー、選択ボックスなど、多岐にわたるフィールドタイプをサポートしており、コンテンツのカスタマイズを非常に柔軟に行うことが可能です。
特に、後ほど紹介する「Custom Post Type UI」との組み合わせで使用されることが多く、これによりカスタム投稿タイプの内容をより詳細にカスタマイズすることができます。
Custom Post Type UI
Custom Post Type UIは、カスタム投稿タイプやカスタムタクソノミーを手軽に作成・管理することができるWordPressプラグインです。
デフォルトのWordPressでは投稿機能といえばブログの投稿を指します。。しかし、Custom Post Type UIを導入することで、例えばお知らせや制作実績のような特定のカテゴリーや形式の投稿を独自に追加することができます。実際、このサイトでも「制作実績」というコンテンツはCustom Post Type UIを利用して実装されています。
Yoast SEO
Yoast SEOは、WordPressサイトのSEOを効果的に最適化するためのプラグインです。ページや投稿のタイトル、ディスクリプションの最適化、XMLサイトマップの自動生成など、SEOに必要な基本的な機能を網羅しています。近年、SNSの影響力が増してきたことから、SNS向けの最適化も欠かせません。Yoast SEOを使用することで、FacebookやTwitter向けの画像、タイトル、ディスクリプションの設定も簡単に行うことができます。
今回紹介した5つのプラグインは、弊社が実際に使用し、信頼性や効果を確認しているものです。ただし、どんなに優れたプラグインであっても、定期的なアップデートや適切な設定が大切です。