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ビジネスオーナー必見!サーバー引越しで知っておくべきこと

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2023年10月3日

サーバー

サーバーのスペックが物足りなくなったり、レンタルサーバー費の見直し、担当してもらっているWeb制作会社とコミュニケーションがうまく取れないなど、サーバーを引っ越したい理由はそれぞれあると思います。今回は具体的にサーバーを引っ越す際に注意する点を説明します。

引越し前の準備

今回は同一ドメインを別サーバーに引っ越すことを想定して説明します。ただし同一ドメインと言っても、独自ドメインのことを指します。もし、現在利用しているドメインがレンタルサーバー会社が用意した共有ドメインの場合は別のレンタルサーバー会社に引っ越すとその共有ドメインは使用できませんのでご注意ください。その場合は、新規にドメインを取得して始めることになります。

共有ドメインとは以下のようなサービスが無償で提供しているドメインを指します。
さくらサーバー・・・・○○.sakura.ne.jp
Xsever・・・○○.xsrv.jp
ロリポップ・・・○○.lolipo.jp

まずはじめに、引っ越し先のサーバーを選定します。現在使用しているサーバーの不満点を補えるサーバーはどこなのか見極める必要があります。サーバーを選定する際に注意する点としてウェブサーバーの機能が現サーバーと互換性があるか調べます。例えば、WordPressでサイトを運用している場合、PHPというプログラムでそのサイトは動いているのでPHPのバージョンが違うと、引越し先のサーバーでは正常にサイトが表示されない可能性があります。最低限同一バージョンのPHPが使えるかはチェックしましょう。

少し話はそれますが、以前弊社ではさくらサーバーから別プランのさくらサーバーへの引越し作業を担当したことがあります。そこで問題になったのが、さくらサーバーでは、旧サーバーの設定を削除してからではないと、新サーバーへドメインの設定ができないと知りました。そうなると、ダウンタイム期間が発生し、一時的にサイトが表示されなくなります。当時この問題を回避するため、一旦サクラサーバー以外のサーバーに移行しその後、新サーバーのさくらサーバーに移行した経緯があります。

もし同一サーバー会社でプランだけ変更する場合は、上記のような問題が無いかも予め確認しておく必要があります。

新しいサーバー会社が確定したら次は引っ越し作業に入ります。

引っ越し作業

具体的に引越し作業はなにが必要かご存知でしょうか?まずはサーバーの引越し作業で必要な流れを説明します。

  1. 新サーバー契約
  2. 新サーバーにドメイン設定
  3. 新サーバーにメール設定
  4. 旧サーバーからデータダウンロード
  5. 新サーバーにデータアップロード
  6. 新サーバー動作チェック
  7. ネームサーバーを変更して新サーバーで公開
  8. SSLの設定
  9. 旧サーバーの解約

意外とサーバーの引越し作業ってやることが多くないでしょうか?1〜2の新サーバー契約、新サーバーにドメイン設定はすんなり作業が終わると思いますが、3番の新サーバでのメール設定は設定するメール数によっては時間がかかりますし、サーバー会社が変わると基本メールアドレスのパスワードや送受信のメールサーバー名が変更になるため、お使いのメーラーでの再設定も必要になります。

4の旧サーバーからのデータアップロードはボリュームが多いと時間はかかりますが、それほど難しい作業ではな無いです。ただWordPressなどデータベースを使っているサイトはデータベースのバックアップも忘れずにしてください。

6〜8に関しては注意が必要なので次の章で説明します。

新サーバー動作チェック

動作チェックをするにあたり、公開用のドメインでチェックすることはできないため、別のドメインでチェックする必要があります。例えば、旧サイトで公開中のドメインがwww.○△□.comだとすると、サブドメイン(sub.○△□.com)を使って検証します。その場合、ネームサーバーのレコード設定にてsub.○△□.comの矛先を新サーバーに設定する必要があります。

新サーバーにてサブドメインで動作チェックを行って問題なければいよいよ本番サイトを新サーバーにて公開します。

ネームサーバーを変更して新サーバーで公開

今まで旧サーバーに向けていたネームサーバーを新サーバーのネームサーバーに切り替えます。切り替え作業自体はドメインを管理しているレジストラのサイトにログインしてオンライン上で切り替えることができ、切り替え作業自体は簡単ですが、ネームサーバーの変更が全世界に浸透するには30分〜3日ほどかかる場合があります。

そのため、ネームサーバーを切り替えても旧サーバーは数日間残しておく必要があります。

この影響はWebサイトはもちろんのこと、メールもこの影響を受けるため、メールに関しても数日間は旧サーバーと新サーバーの設定をメーラーに残しておきましょう。

ネームサーバーの切り替えが終わったら最後に、SSLを設定して終了です。

まとめ

今回の記事でサーバーの引越し作業は多くの作業が発生することがわかったかと思います。またサーバー会社特有の仕様などもあり、初めてサーバーを引っ越しする場合はつまずく場合もあるでしょう。余裕をもってスケジュールを立てておくことをオススメします。

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