Mozilla HubsをCommunity Editionに移行
開発
2024年4月22日
以前のブログ記事『Hubs cloud AWSを削除する方法』にて情報共有しておりますが、AWS Marketplaceの「 Hubs Cloud Personal」は2024年3月31日までのサポートとなっており、弊社が運用しているANOTHER ROOMのHubsをCommunity Editionに移行しましたでの、Community Editionへ移行する際の注意点をお伝えします。
目次
構成について
マーケットプレイス版のHubsはAWS内で完結されます。最初はマーケットプレイス版同様、AWS内で完結したかったですが、まだまだCommunity Editionのドキュメントが充実してないので、その中でも構築方法がわかりやすかった、Google Cloud Platform(以後GCP)を使って構築。
メイン・・・GCP
DNS・・・AWS(Route53)
メール・・・AWS(SES)
Community Editionは費用がかかる
マーケットプレイス版は1つのインスタンスを使っていましたが、Community Edition版はデフォルトでは3つのインスタンスで構成されているため、メタバース空間にアクセスしなくても1日ただ起動している状態で、約20ドル近くかかります。
いままで運用していたマーケットプレイス版は約75ドル/月だったので、かなりの増額になります。
Community Editionの費用を抑える方法
マーケットプレイス版を利用していたANOTHER ROOMのメタバース空間はデモなので一度に多くのアクセスを想定してないため、スペックを落とすことで費用を抑えることに。
具体的には、インスタンスを1台構成にし、ファイルサーバーとして利用しているインスタンスをメインのインスタンスに含めることにしました。これによって、1日あたり20ドルだったものが、1/4程度まで抑えることができました。
HubsのCommunity Editionの構築でお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。