なぜWEBLICは他社管理サーバーの案件を行わないのか
運用
2024年6月10日
WEBサイト制作や管理を行う際、使用するサーバーの選定は非常に重要です。この記事では、サーバーの種類とその選び方について簡単に説明し、なぜ弊社WEBLICが他社管理サーバーの案件を行わないのかについて解説します。
目次
サーバーの種類と選び方
過去に書いた記事「共有サーバー、本当に大丈夫?選ぶべきサーバーのポイント」では、サーバーの種類について詳しく解説しています。以下に簡単にまとめます。
- 共有サーバー:複数のWEBサイトが1つのサーバーを共有します。コストが低い反面、他のサイトの影響を受けやすいというデメリットがあります。
- 専用サーバー:1つのサーバーを1つのWEBサイトが独占します。高コストですが、安定性とセキュリティに優れています。
- VPS(仮想専用サーバー):1つの物理サーバーを仮想的に分割し、専用サーバーのように使用できます。コストと性能のバランスが良いです。
- クラウドサーバー:必要に応じてリソースを増減できる柔軟なサーバーです。スケーラビリティに優れていますが、コスト管理が難しい場合があります。
詳細は こちらの記事をご覧ください。
他社管理サーバー案件を行わない理由
WEBLICでは、クライアント様が契約した他社管理のサーバーでの作業を基本お断りしております。その主な理由は以下の通りです。
責任の所在が不明確
ある制作会社では、クライアント様が契約したサーバーへのアクセス権限をもらい作業する場合がありますが、この場合、万が一何か問題が発生した際の責任の所在があやふやになる可能性があります。
セキュリティ面の懸念
他社管理のサーバーにアクセスする際、セキュリティリスクが増えることがあります。例えば、不正アクセスやデータ漏洩のリスクが高まる可能性があります。
技術的な制約
他社管理のサーバーでは、使用する技術や設定が異なる場合があります。例えば、サーバーの設定やソフトウェアのバージョンが異なるためです。
トラブルシューティングの難しさ
他社のサーバーではトラブルが発生した際に迅速に対応することが難しい場合があります。例えば、サーバーの設定や環境に詳しくないため、問題解決に時間がかかることがあります。
例外的な対応
しかし、以下の条件を満たす場合に限り、例外的に対応することがあります。
- 鍵認証のSSH接続 クライアント様が契約したサーバーでも、鍵認証のSSH接続であればセキュリティが確保されるため、対応可能です。
- VPNによるIP制限 クライアント様が契約したサーバーでも、VPN接続を使用し、特定のIPアドレスからのアクセスに限定することでセキュリティが確保されるため、対応可能です。
- テスト環境での作業 公開ディレクトリではなく、テスト環境での作業であれば対応します。この場合、納品はテスト環境へのアップロード、もしくはGitへのプッシュなどを通じて行います。
ただし、例外の場合でも、日々の運用対応は不可能です。これらの条件下での作業は、売り切りの契約となります。
まとめ
サーバーの選定と管理はWEBサイトの運用において非常に重要な要素です。弊社WEBLICでは、クライアント様にとって最適な環境を提供するために、他社管理サーバーの案件を基本的にお引き受けしていません。しかし、特定の条件を満たす場合には例外的に対応いたします。詳しくはお問い合わせください。
以上の内容をもとに、弊社が他社管理サーバーの案件を行わない理由をご理解いただければ幸いです。