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SEO業者の施策に疑問?ユーザーファーストSEOで成果を上げる方法

WEB動向考察

2024年6月25日

seo

SEO(検索エンジン最適化)は、ウェブサイトの流入増加や売上向上に不可欠な手法です。しかし、SEO業者が提供する施策が必ずしも正しいわけではありません。今回は、私が実際に感じたSEO業者の施策に対する疑問点をもとに、ユーザーファーストのSEOについて考察します。

ユーザーファーストのSEOとは

Googleが推奨するのは、ユーザーが困っていることを解決すること、すなわちコンテンツの内容が最も重要であるということです。まず、ユーザーファーストのSEOとは何かを説明します。

ユーザーエクスペリエンスを重視した施策

ユーザーファーストのSEOでは、ユーザーエクスペリエンス(UX)を向上させることが求められます。これは単にキーワードを詰め込むだけではなく、ユーザーが求める情報を適切に提供し、サイト内での利便性を高めることを意味します。具体的には以下のような施策があります。

高品質なコンテンツの作成と更新

高品質なコンテンツとは、ユーザーが求める情報を正確かつ分かりやすく提供するものです。具体的には、以下のポイントが重要です。

  • 専門性と信頼性のある情報の提供: ユーザーが検索する際に期待する情報を専門的かつ信頼性のある形で提供します。
  • 視覚的に魅力的なコンテンツ: テキストだけでなく、画像や動画を適切に使用し、ユーザーが理解し易いコンテンツを作成します。
  • 定期的な更新: コンテンツが古くならないように定期的に更新し、最新の情報を提供し続けます。

サイトの使いやすさの向上

サイトの使いやすさ、つまりUI/UXの向上もユーザーファーストのSEOには欠かせません。ユーザーがスムーズにサイト内を移動し、必要な情報にアクセスできるようにするための施策です。

  • 直感的なナビゲーション: サイト内のリンク構造やメニューを分かりやすくし、ユーザーが迷わないように設計します。
  • モバイルフレンドリーなデザイン: 現代では多くのユーザーがスマートフォンからアクセスするため、モバイル端末でも快適に閲覧できるデザインが求められます。
  • ページの読み込み速度の最適化: ページの読み込み速度が遅いとユーザーが離脱しやすくなるため、速度の最適化を行います。

データに基づくアプローチ

ユーザーファーストのSEOを実現するためには、データに基づくアプローチが重要です。データに基づいてユーザーの行動を分析し、施策の効果を測定することで、継続的な改善を図ります。

サーチコンソールとGoogleアナリティクスの活用

これらのツールを活用することで、サイトのパフォーマンスを詳細に分析し、ユーザーの動線を把握することができます。

  • ユーザーの行動データの分析: ユーザーがどのページを訪れ、どのような行動を取っているかを分析します。これにより、どのコンテンツが人気で、どこに改善の余地があるかを把握します。
  • コンバージョンの追跡: 目標とするアクション(例:購入、問い合わせなど)がどれだけ達成されているかを追跡し、施策の効果を評価します。

競合分析と戦略的アプローチ

競合サイトの分析を行い、自サイトがどのように競争力を持つかを検討します。

  • 競合の強みと弱みの把握: 競合サイトの強みと弱みを分析し、自サイトの優位性を高めるための戦略を立案します。
  • キーワードの競争力評価: 競合分析に基づいて、効果的なキーワードを選定し、戦略的に使用します。コンバージョンにつながるキーワードを選び、実際のビジネス成果に結びつけることが重要です。

ユーザーファーストのSEOとは、単なる検索エンジン対策ではなく、ユーザーの利便性と満足度を最優先に考えた総合的なアプローチです。これにより、持続可能なSEO効果を得ることができ、長期的なビジネスの成功につながります。

SEO業者の施策に対する疑問点

弊社のクライアントがSEO業者と契約し、そのSEO業者と話す機会がありました。その際、私が感じた施策に対する疑問点についてお話しします。

SEO対策だけに偏った施策

SEO業者は、多くの施策がSEO対策向けであり、ユーザーエクスペリエンス(UX)が二の次になっています。例えば、以下のような具体例があります。

キーワードの乱用

SEO業者が提案する施策の中には、キーワードの乱用が目立ちます。特定のキーワードを無理に文章中に散りばめることで、コンテンツの自然な流れが損なわれ、読みづらくなってしまいます。これにより、ユーザーが求めている情報をスムーズに得ることができず、結果的にユーザー体験が悪化します。

被リンクの獲得方法

外部リンクの獲得はSEOにおいて重要な要素ですが、SEO業者が採用している方法には大きな疑問を感じています。

専用のサテライトサイトの問題点

専用のサテライトサイトを作成し、そこからリンクを獲得する方法が取られています。しかし、これらのサテライトサイトはドメインパワーが低く、SEOのためだけに作られたものであり、ユーザーのためのコンテンツではありません。これにより、リンクの質が低く、検索エンジンからの評価も低くなってしまう可能性があります。

グレーゾーンな手法

さらに、この手法自体がグレーゾーンにあたるため、検索エンジンのアルゴリズムの更新によっては、大きなリスクを伴います。質の低いリンクを大量に作成することで、一時的なSEO効果を得られるかもしれませんが、長期的にはペナルティを受ける可能性があります。

キーワード選定の問題

キーワード選定はSEOの基盤となる重要な要素ですが、現在の業者が行っているキーワード選定には以下のような問題があります。

コンバージョンに繋がらないキーワード

選定されたキーワードは「エリア+◯◯◯」のようなもので、検索ボリュームが多いものの、実際にコンバージョンに繋がるかどうかは疑問です。表示回数が増えても、クリック率が低い状況が続いています。

まとめ

ユーザーファーストのSEOは、今後ますます重要になっていくでしょう。SEO業者を選ぶ際には、ユーザーファーストの視点を持っているかどうかを意識することが大切です。

ブログ記事の内容を参考に、ぜひユーザーファーストのSEOを意識した施策を検討してみてください。

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