Search Consoleでクリック数が合わない?その原因を解説
運用
2024年10月4日
サーチコンソールを活用する中で、合計クリック数とクエリ別のクリック数を確認したときに「なぜ合わないのか?」と疑問に思ったことはありませんか?
この記事では、サーチコンソールで表示されるクリック数の合計と、クエリ別のクリック数の合計が一致しない理由について解説します。
目次
サーチコンソールにおける合計クリック数とクエリ別の違い
サーチコンソールでは、「合計クリック数」として全てのクエリに対するクリック数の総数が表示されます。しかし、クエリごとのクリック数を一覧に表示しても、その合計が合計クリック数と一致しないことがあります。この違いの背景には、いくつかの要因が存在します。
Googleの公式ドキュメントによる説明
Googleの公式サポートページでは、サーチコンソールのデータについて次のように説明しています。
「パフォーマンス」レポートには、ユーザーがクリックしたすべてのクエリが表示されるわけではありません。たとえば、プライバシーの理由で、一部のクエリが除外されることがあります。そのため、合計クリック数は、レポートに表示されているクリック数の合計と一致しない場合があります。
Search Console のデータについて
この説明から、プライバシーの保護などの理由で、特定のクエリが非表示にされることがあり、その結果、合計クリック数とクエリ別の合計が一致しない可能性があるとわかります。
データのフィルタリングの影響
サーチコンソールのクエリ一覧では、デフォルトで上位のクエリのみが表示されます。また、特定の条件(デバイスや国など)でフィルタリングを行うと、表示されるクエリが限定されるため、そのフィルタの範囲でのクリック数しか表示されません。これも、合計クリック数とクエリ別の合計クリック数が一致しない要因の一つです。
サーチコンソールでの非公開クエリ
上記のGoogleの説明にあるように、プライバシー保護のために、表示やクリックが少ないクエリは省略されることがあります。そのため、クエリ一覧に含まれないクリックが存在し、結果としてクエリ別の合計と全体の合計に差異が生じることがあります。
データのタイムラグと更新頻度
サーチコンソールのデータは、リアルタイムではなく一定の遅延をもって更新されます。そのため、合計クリック数がリアルタイムで反映される一方で、クエリ別のデータがまだ更新されていない場合があります。このタイムラグが、クリック数の合計に差を生じさせることもあります。
まとめ
サーチコンソールで合計クリック数とクエリ別の合計が一致しないのは、データの非表示やフィルタリングの影響など、いくつかの要因によるものです。正確なデータを把握したい場合は、クエリ一覧の表示数を増やしたり、フィルタ設定を確認するなどして、データの全体像を把握することが大切です。