WordPress界隈に激震!ACFとSCFどっちを選ぶべき?
運用
2024年10月18日
WordPress.orgが人気のプラグインACF(Advanced Custom Fields)を「SCF(Secure Custom Fields)」に変更しました。これは、WordPressの共同創設者であるマット・マレンウェッグとWP Engineの関係が悪化し、WP Engineが事実上締め出されたことで、開発元がWordPress.orgに移行したものです。この記事では、ACFとSCFの違いを簡潔に解説し、どちらを選ぶべきかを考察します。現状では大きな差はないため、ACFを使い続ける場合は早めに対応することをおすすめします。
目次
SCFを使い続ける場合のメリットとデメリット
SCFはWordPress.orgが管理する公式バージョンです。商業的な要素がなく、シンプルにカスタムフィールド機能を提供します。セキュリティ面でもWordPress公式チームが管理しているため、最新のアップデートを迅速に受け取れます。
一方、今後ACFに独自の新機能が追加される可能性があります。その場合、カスタマイズや機能強化を望むユーザーにとっては物足りない部分があるかもしれません。また、SCFはあくまでACFのフォークであり、元の開発者からの直接的なサポートは受けられません。
ACFを使い続ける場合のメリットとデメリット
ACFはWP Engineによって管理されており、今後も独自のアップデートや新機能が提供されることが予想されます。特にACF Proのユーザーには影響が少なく、引き続き豊富な機能を使い続けることができます。ただし、WP Engine版のACFを使う場合、WordPress管理画面からの更新ではなく、WP Engineの新しい更新メカニズムに依存する必要があります。
もしACFを使い続けたいと考えている場合、早めにWP Engineから提供される最新版のACFをダウンロードし、インストールすることをおすすめします。現状ではSCFとACFの差異はそれほど大きくありませんが、将来的には機能面での違いが広がる可能性が高いため、早めの対策が得策です。
結論:どちらを使うべきか?
- シンプルで安定した無償プラグインを求める場合:SCFを使うのが良いでしょう。公式のサポートとセキュリティが保証されているため、安心して運用が可能です。
- ACFの拡張機能や新しい機能を期待する場合:WP Engine版のACFを選ぶのが適しています。特にACF Proユーザーにとっては現状と同様のサポートが続くため、慣れ親しんだ環境での運用ができます。
最終的には、あなたのサイトの要件に応じて選択することが重要です。それぞれのメリットとデメリットをよく理解し、適切な選択を行いましょう。
弊社の対応
弊社では、すでにACFをインストールし運用しているサイトについては引き続きACFを使用していきます。一方、新規で立ち上げる場合は、SCFとACFのどちらが適しているかを慎重に吟味し、選択する方針です。