IoTがなかなか普及しない理由
IoT
2017年1月27日
先日、東京でIoT関係のお仕事をしている知人と情報交換をしてきました。
引き合いはあるが導入までなかなか進まないことが多いと知人は嘆いていました。。
その中で導入まで至らない原因として彼が上げた幾つかの懸案の中で興味深い事例がありました。
「企業の予算を決める上で、月額のランニングコストが意外とネックになっていて、数百万の開発予算としてイニシャルコストは承認されるのに、数千円のランニングコストが承認されにくいことが多い」とのこと。
IoTは簡単に言えば端末とウェブが繋がるネットワークを構築することなんですが、ウェブを繋ぐことでサーバやそのためのネット回線は必要なり、この辺りがランニングコストとなりますが、そこまで大きな出費では無いですよね。ただ、こういったコストは、どの部署の予算で処理するのかなど、大きな会社では厄介な問題ともなりえそうです。。
もう一つIoTが進まない理由の一つに、IoT端末の生産上の課題も多そうです。比較的、企業ごとにピンポイントでの対応が可能なIoT端末の特性上、どしても小ロットでの生産が多く、工場側の効率問題からIoT端末は余りいい案件ではなさそうです。。
https://www.change-makers.jp/business/10869
上記の記事にもあるように、変種変量に対応した工場が日本には少なく、まだまだ大量生産システムが主流のようです。
そもそも、IoT端末を生産する工場が無ければ、そりゃ普及もしにくいですよね。。