Google Core Web Vitals の INP の問題について調べてみた
運用
2023年7月14日
弊社WEBLICでは数多くのお客様のサイトを運用しております。先日、Googleのサーチコンソールから「お客様のサイトで検出された Core Web Vitals の INP の問題」のメールが届きました。そこで、Core Web VitalsのINPってなにか気になったので調べてみることに。
目次
Core Web Vitalsとは
まず、INPを調べる前にCore Web Vitalsについて簡単に説明すると、Googleが定めたWebサイトの品質を測定する指標になります。
今現在では以下の3つの指標で構成されており、Webサイト訪問者にとって使いやすいサイトかどうかを判断しています。
- LCP(Largest Contentful Paint)は、ページの読み込みが完了するまでの時間です。
- FID(First Input Delay)は、ユーザーがページに触れてから、画面に反応するまでの時間です。
- CLS(Cumulative Layout Shift)は、ページのレイアウトが読み込み中に動く頻度と大きさです。
こちらのLCP、FID、CLSの指標に関してはGoogleが提供しているPageSpeed Insights(ページスピードインサイト)にて確認することができます。
Webサイトを運用されているからなら定番のツールですね!
INPとは
ここから私が気になった「INP」って何?って話になります。
INPを調べてみると、2024年3月からINPをCore Web Vitalsの指標に追加するとGoogleが発表しています。ちなみにINPはInteraction to Next Paintの頭文字をとった略です。
どんな指標というと、ユーザーがWebサイトにアクセスした後、最初のインタラクションが発生した後、次のインタラクションが発生するまでの時間を測定する指標です。
この説明だと分かりづらいので、例を出すと
- ユーザーがWebサイトにアクセスして、商品の検索を開始した後、商品の詳細ページを表示するまでの時間
- ユーザーがWebサイトにアクセスして、ブログの記事を読み始めた後、次の記事を表示するまでの時間
- ユーザーがWebサイトにアクセスして、お問い合わせフォームに入力を開始した後、お問い合わせを送信するまでの時間
などになります。
INPの改善方法
たぶん、INPのスコアを改善することで、ユーザーにとって使いやすいWebサイトになるし、検索順位の向上にもつながるのでぜひとも改善をしたいところです。
具体的にどのような改善がをすればスコアが上がるのかというと、
- 画像ファイルのサイズを縮小する
- 不要なJavaScriptやCSSを削除する
- CDNを使用する
- キャッシュを有効にする
などが真っ先に浮かぶ施策内容かなと思う。
あとは、処理に時間がかかる場合は、何かしらユーザーに対して読み込み中のインジケーターを表示するなど工夫が必要かな。