URLのドメインってWWWあり、無しどっちがいい?
運用
2023年8月7日
弊社WEBLICでは新規サイトを立ち上げる際にドメインの取得を代行しております。ドメインを持ち込まれるお客様に関しても基本ドメインの移管手続きをお願いし弊社管理にいたします。
一般的なWEBサイトではドメイン名の前に「www」が付くことが多いです。今回は、「www」あり・無しの違いや、実際に「www」があったほうがいいのか?無い方がいいのか?を解説していきます。
ちなみに弊社では「www」を付けて運用しております。
例:ドメインとはこのサイトでいう、『weblic.co.jp』のことです。
目次
はじめに結論
「www」があっても、無くてもどちらでもいいですが、どちらかに統一する必要があります。
どちらでもいいとお伝えしましたが、では、なぜ弊社では「www」ありなのというと、同一ドメインを利用してサブドメインとして運用する可能性があるからです。仮に「www」でコーポレートサイトを構築し、求人サイトをrecruitで運用する場合などが考えられます。
弊社では管理上、ホスト名でどのようなサイトなのかを判断するため「www」を付けています。
ホスト名 | 対応サイト |
---|---|
www | コーポレートサイト |
recruit | 求人サイト |
ec | ショッピングサイト |
弊社では「www」ありで運用しますが、「www」無しでアクセスしたユーザーに対しては「www」ありのサイトにリダイレクトするようにしています。
では次にどちらかに統一しなくてはいけない理由をお伝えします。
wwwあり・無しでのGoogleの評価は?
現在のWEB運用に関して無視できないのがSEO対策です。もしあなたのサイトが「www」あり、無しの両方のドメインで運用していると、Googleの検索エンジンは同一のサイトと認識せず、2つのサイトと認識します。そうなると、そのサイトに対してのGoogleの評価が分散してしまい、SEOの効果が低くなります。
また、最悪の場合Googleからコピーサイトと判断され、ペナルティーを受け検索に上がってこない可能性もあります。
このことから「www」あり、無しどちらでも構わないが統一する必要があります。
では「www」あり、無しで運用してしまっている場合どうすれば次の項目でお伝えします。
301リダイレクト
サーバー側の設定にて「www」無しでアクセスして際に「www」ありの状態で表示させる方法です。
- まず、Apacheがmod_rewriteモジュールをロードしていることを確認してください。
- ルートディレクトリに
.htaccess
ファイルがある場合はそれを編集し、ない場合は新しく作成してください。 .htaccess
に以下の内容を追加して保存します:
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^weblic\.co\.jp$ [NC]
RewriteRule ^(.*)$ https://www.weblic.co.jp/$1 [R=301,L]
この設定では、weblic.co.jpにアクセスした場合にwww.weblic.co.jpへとリダイレクトするようになります。
301リダイレクトを使うことによってサイトのURLが統一されGoogleの検索エンジンからの評価が正しく判断されるようになります。
SSLの設定に落とし穴
弊社では301リダイレクトを使っていますが、SSLを実装する際に問題点がありましたので注意する必要があります。
過去に起こった事例として、有償のSSL(FujiSSL)を使用した際、ドメインの保有者確認のため認証ファイルをサーバーにアップする必要があります。その際にリダイレクト設定していると、認証されません。
FujiSSLのマニュアルには以下のように書かれています。
※wwwなしでアクセスした際www付きに転送設定がされている場合は認証できません。
そんな時は一時的に301リダイレクト設定を外す必要があります。
まとめ
「www」があっても、無くてもどちらでもいいですが、どちらかに統一する必要があります。もしご自身のサイトが統一されていない場合は統一することをおすすめします。