WEBLIC LLC

ブログ

httpsからhttpに戻す方法

運用

2024年1月10日

ssl

2014年からGoogleでは常時SSL化が推奨され、20217年にブラウザのChromeでは「保護された通信」の表示がされるようになり、この頃から常時SSL化が一般的となりました。

ただ、訳あって今回は常時SSL化であるサイトを非SSL化の作業を行ったので、その際にハマったポイントを共有します。

まずはサイトの構成を説明します。

httpsからhttpに変更するサイト構成

  • 有料のSSLを実装
  • 静的HTMLで制作(CMSは使用していない)
  • 以前はhttp接続だったが、常時SSL化が推奨されたタイミングでSSL化を.htaccsのリダイレクト設定で対応
  • Googleにはhttpsでインデックスされている

上記の内容のサイトをhttp接続に戻します。

非SSL化作業の流れ

有料のSSLの有効期限内にhttpsからhttpへのリダイレクト設定を.htaccessに書き込みました。

コードの説明は省きますが以下のコードを.htaccessに記述してウェブルートに保存します。

RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTPS} on
RewriteRule ^(.*)$ http://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]

リダイレクトの設定を完了後、ブラウザでチェックすると問題なくhttpへリダイレクトされます。

ただし、正しくリダイレクトされるのは現在使用しているSSLの有効期限内に限ります

ハマったポイント

SSLの有効期限が切れた場合、httpsでアクセスすると、リダイレクトが行わる前に、ブラウザ側で「安全ではない警告」が表示されます。これはブラウザがサーバーと最初に通信を確立する際に、SSL証明書の有効性を確認するため、証明書が無効または期限切れの場合、ブラウザは警告を表示する仕様になっています。

そのため、先程のリダイレクト設定は機能しないということです。ただし、httpでの接続は問題なくサイトは表示されます。

ここで困ったのはGoogleにインデックスされているのはすべて、httpsからはじまるURLになる点です。

ブラウザの警告を回避する方法

まずはリダイレクトを正しく機能させるため、一時的に無料のSSLを実装しました。結局は有効期限のある証明書を使用する必要があります。

その後、サーチコンソールは新規でhttpのサイトを追加、Googleアナリティクスはhttpsからhttpに変更。さらにGoogleのインデックスをhttpsからhttpになるべく早くクロールしてもらうため、サーチコンソールでサイトマップを送信。

一応これで、Googleのインデックスがhttpsからhttpに変われば、8割方問題ないですが、直にhttpsから入力すると結局のところブラウザの警告は出てしまいます。

最終的にどこにhttpsからのリンクがあるかすべてを把握することはできないので、常時SSL化したサイトを非SSL化するのはおすすめしない。

関連記事

運用

ブログのネタが思い浮かばない時にやること

ブログのネタに困ってはいませんか? ブログ(オウンドメディア)を利用して集客を目指すには、日々の更新...

2023年12月18日

運用

サービス名そのままのドメインが使えない場合はどうする?

90年代後半にインターネットが普及し、2000年頃から個人でも独自ドメインの取得が簡単にできるように...

2024年8月6日

運用

GA4で(not set)が異常に多い場合の対処法

GoogleのアナリティクスGA4を見ていて(not set)が異常に多いことはないでしょうか?今回...

2023年9月19日

運用

EEATとは?実は簡単にできるSEO強化の具体例

EEAT(Experience, Expertise, Authoritativeness, Tru...

2024年10月11日

運用

Googleが重要視しないSEO対策

SEOの世界は絶えず変化しており、昨日までの最適解が今日では非効率的になることも珍しくありません。G...

2024年3月1日

  • カテゴリー

  • 本日、 41人が閲覧しました

    RELATED SITES

    関連サイト

    • SAKAMOTO Blog
    Designed by WEBLIC合同会社