意外と知らないスマートシティ バルセロナの実態
IoT
2018年8月1日
目次
数少ないスマートシティ実践都市
意外と知られていないが、バルセロナは数少ないスマートシティ実践都市。実験も含め街全体で取り組んでいる。また、バルセロナでは、Smart City Expo World Congressというスマートシティー関連企業が集まる世界最大規模の展示会も毎年行っている。
モバイルエキスポも有名なバルセロナだけど、どちらかというと、スマートシティーエキスポの方が実践都市バルセロナらしいイベント。
実際行くとわかるけど、とにかく、いたるところにスマートシティ技術が導入されていて、普通に生活していると気が付かないが、改めて説明されるとなるほどという仕掛けが結構あちこちにある。
スペインの人口減少問題
バルセロナがなぜそこまで力を注いでいるかと言うと、観光都市としての都市計画の一旦ということもあるが、僕が感じているのは、明らかに、人口減少に備えた効率化と街の管理維持が大きいと思う。
スペインは実は、国レベルで人口減少が喫緊の課題となっており、日本と同じく、少子高齢化による人口減少が、日本についで深刻な国。滞在中も人口減少先進国になる予定の日本の状況なども踏まえて、ニュースでよくこの問題については取り上げられていた。
日本の人口問題のが深刻
人口減少問題二番手のスペインがここまで取り組んでいるスマートシティ(効率化の施策全般)なんだけど、日本で進んでいる印象はまったく受けない。
スマートシティだけではなく、人口減少が及ぼす課題は経済的インパクトを過小評価している気もする。。個人的には、人口減少自体が問題だとは思っていないが、人口減少によって、現状のインフラや設備が維持できない状態になることはかなり問題。
国だけではなく企業も然り。。今年から日本は人口減少は年を追うごとに確実に進行する。皆なんとなく気がついているが、すでに、日本はかなり労働人口は減っている。。。ここから10年でどう試作して、人口減のピーク時にどう問題回避するのかを進めていく必要があるかもしれまない。