googleアナリティクスのサイトが見当たらない方へ
WEB動向考察
2023年8月21日
https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/analytics/
目次
アナリティクスの管理画面へはどうやって行くの?
先日ついに、今まで見ていたアナリティクスへのログインページ自体がなくなっていることに気づきました。今までの、アナリティクスのログインページのURLも全く変わっていました。
もっと言うと、今までサイトとしては独立していたアナリティクスは「googleマーケティングプラットフォーム」というサービスの中の一つになっています。
上記で示したように、画面もURLもまったく変わっているので、混乱された方も多いと思います。
ひとまず、見られなくて困っている方は以下からアクセスいただき、以下のページからログインすればアナリティクスの管理画面が見られます。
https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/analytics/
Google UAの既存データはすべてなくなる
だいぶ前からアナウンスはされていたとは言え、今までの長い時間蓄積したサイトのアクセスデータが全てなくなってしまうのは、ショックは大きいですよね。
今年いっぱいで旧アナリティクス(以後Google UA)の保存期間が終わりますので、別途保存しておくことをオススメします。
ただ、一方では、いよいよ、WEBの転換期が来ているという印象もあり、今後のアナリティクスG4やWEBアクセス解析の進展にも期待したいところです。おそらく、機能進化と同時に有料化していく流れもありますが、現状として素晴らしいシステムが無料で使えていることの方が普通ではないと思い直すべきなのかもしれませんね(^_^;)
Google UA廃止までのスケジュール
アナリティクスG4への移行スケジュールはとっくに始まってます。結構複雑なので、ざっくりのイメージを示します。Google UAの有償版、無償版で若干違うのですが、有償版が少し猶予がある程度なので、ここでは、わかりやすくするために、無償版だけのスケジュールを書いておきます。
Google UA(無償版)移行スケジュール
- 2022/07/01 Google UAからアナリティクスG4へのシステム移行期限
- 2023/07/01 Google UA計測停止
- 2024/01/01 Google UAのデータの保証期間期限(この日以降Google AU蓄積データは閲覧不可)
- 2024/X/X 2024年のXデーにGoogle UAサポート停止(事前アナウンスはあるみたい)
注意したいのは、1の段階でGoogle UAから新しいG4に移行していないと、2022/07/01以降のアクセスデータはG4には反映されません。ですので、途切れなくアクセスデータを取得しておきたい人は2022/07/01より前にG4へ以降しておく必要があります。(移行してない人はときすでに遅し、、ですが)
Google UAで蓄積されたデータは保存すべきか?
まず、Google UAで蓄積された今までのアクセスデータは保存しておくことを強くオススメします。
でも、その保存したデータって、使えるデータになっているのか気になるところですが、十分使えます。
ちなみに、UAでもG4でも、アクセスデータとして、ユーザーエージェントなど、アクセスと同時に個人を特定できるわけではないが、アクセスを個別なユニーク情報に分けるための情報を取得蓄積しています。この個別データに関しては、保存期間が設けられており、一定期間(G4無料版で2〜14ヶ月、有償版で〜50ヶ月と設定できる)で自動的に削除されてしまいます。
ただ、ややこしいのは、アナリティクスが標準で実装しているレポート機能で表示できる範囲では、上記で示す個別データは保存期間に関係なく保持されてます。
しかし、G4には探索というユーザーが独自のレポートを作成できる機能がありますが、そこでは保持期間の制限の影響があり、設定されている保存期間を超えると、その独自レポートで使われていた個別データは参照できなくなります。
データの保持(アナリティクスヘルプ)
https://support.google.com/analytics/answer/7667196?hl=ja
どちらにしても、UAのデータは保存しなければ、個別情報もその他のデータも全てなくなるので、保存しておいた方がいいです。
おすすめのデータ保存方法
弊社の丹羽がおすすめのデータ保存についてブログでまとめてくれていますので、そちらを参照ください。
いままで以上にアナリティクス運用は専門的になる
Google UAは、独立した単純なアクセス解析ソフトでしたが、G4になり全く別のツールとなったと言っても過言ではないくらい、使い方、データの解析方法、アウトプット、連携、すべての機能がまったく違うものです。
専門的な知識がない方では、かなり敷居の高いツールとなってしまいました。
より、深い分析や連携ができる一方で、複雑化し専門家していくのは仕方ないことかもしれません。
今後のサイトのアクセス解析については専門的に運用可能なチームと組んで、サイト運営を行う必要性が増したと言えるかもしれません。
私たちも、様々なサイト運用の管理をさせていただいておりますので、引き続き、ウォッチして、有益な情報を共有していきたいと思います。